【自分の心を動かす】〈攻める力〉

攻める力

#自分の心を動かす

飲食店経営をスポーツの試合に例えると、攻める力は攻撃力です。

スポーツの醍醐味の1つが得点が入る瞬間です。

たくさん得点が入る試合は盛り上がりますし、たくさん得点を取るチームは人気があります。

つまり、攻撃力=魅力と言い換えることが出来ます。

飲食店も同様で、守る力が強く安心・安全に店舗運営をしているだけではファンはつきません。

どんな仕事でもファンがいなくては成り立たちません。

ファンを獲得していくためにも、攻撃力(心を動かす力)を身に付けていきましょう!

今まで、お客さま・従業員の心を動かすことに触れてきましたが、なにより一番大切なのは、自分の心を動かすことです。

店長自身の心が動くからこそ、近くで働く従業員の心が動き、従業員の心が動いたからこそ、お客さまの心が動くのです。

飲食店における「店長自身の心の動かし方」とは、外部の環境(売上、人手不足、会社からの圧力)に感情を支配されるのではなく、「自分自身の内なる動機(ワクワクや志)に火をつけ、自らの感情をコントロールするセルフマネジメント力」のことです。

店長は日々、孤独やプレッシャーと戦っています。

他人に心を動かしてもらうのを待つのではなく、自分の心を自分でドライブさせるための4つの技術を解説します。

1. 店長自身の心を動かす「4つのアプローチ」

a.  休息がしっかりとれているかを確認する

心と身体に十分な休息が取れていないと、心は動きません。

店長自身が十分に休息が取れているかを確認する必要があります。

・十分な睡眠の質と量が取れているか

・規則正しい食事が取れているか

・定期的に運動が出来ているか

※日常の習慣化についてはこの記事を参考にしてください。

b. 「自分がこの店をやる理由(Why)」を再定義する

心と身体に十分な休息が取れたら、次は自分が働く目的を見つけます。

「売上を○万円達成する」という目標(数字)だけでは、人間の心は燃え続けません。

その先にある「何のために店長をやっているのか」という目的意識(志)を言語化します。

心の動かし方:「自分が作った店で、地域の人を笑顔にしたい」「ここで働く学生アルバイトが、社会に出たときにどこでも通用する人財に育てたい」など、自分だけの「裏のミッション」を設定します。

効果:目先のトラブルや人手不足に心が折れそうなとき、「いや、自分にはこの目的がある」と立ち返る軸ができます。

c. 過去の「成功体験(原体験)」のアンカーを引く

心が疲れているときは、どうしても「できていないこと」「問題点」ばかりに目が向きます。自分が過去に最も輝いていた瞬間の感情を意図的に思い出します。

心の動かし方:お客様から「美味しかった、また来るよ」と言われて最高に嬉しかった瞬間や、仲間と目標を達成して泣いた瞬間のエピソードを、写真やメモなどで目に見える場所に置いておきます。

効果:当時のポジティブな感情が呼び起こされ、「もう一度あのお店の状態を作ろう」と情熱が再燃します。

d. 「感情の切り替えルーティン」を持つ(身体からのアプローチ)

心が動かないときは、まず「体」を動かします。

感情は行動に引っ張られるという脳の特性を利用します。

心の動かし方:店に入る直前に「よし!」と小さく口に出して背筋を伸ばす、お気に入りのテンションが上がる曲を1曲聴いてから出勤する、スタッフの前に出るときは「強制的に口角を上げる(笑顔を作る)」。

効果:形から入ることで、脳が「今は楽しい状態だ」と錯覚し、本当に心が前向きに動き始めます。

2. 自分自身の心を動かす「セルフコーチング」の問い(日常で取り入れること)

心がモヤモヤしたときは、ノートを開いて自分自身に以下の問いを投げかけてみてください。

「もし、明日からこのお店の『理想の店長』を演じる役者になるとしたら、

  自分はどんな表情で、どんな言葉を使ってスタッフに接するだろう?」

完璧な店長になろうとする必要はありません。

「理想の店長という役割を楽しむ」というメタ(客観的)な視点を持つだけで、心がスッと軽くなり、主体的なエネルギーが湧いてきます。

3. 【総括】店長が「源泉」となる

これまでお話ししてきた飲食店のマネジメントは、すべて店長自身の心がどう動いているかが源泉(スタート地点)になっています。

【店長自身の心が動く(ワクワク・前向き)】

   ⬇

【「休む力」で、自分の心をセルフケアする】

   ⬇

【心に余裕ができ、スタッフを「褒める声掛け」ができる】

   ⬇

【従業員の心が動き、離職率が下がり、「主体的なホスピタリティ」が生まれる】

   ⬇

【お客様が感動し、リピーターが増えて「売上」が上がる】

この素晴らしい好循環のスタートボタンは、「今、店長であるあなた自身が、自分の心をどう動かすか」にあります。

一連のテーマ(マネジメント、離職率、リーダーシップ、休む力、人手不足、サービスとホスピタリティ、マニュアル、従業員の心を動かす、店長のモチベーション・心の動かし方)を通じて、飲食店経営の核心について話しました。

あなた店舗が明日からより良いものになりますように!

コメント

タイトルとURLをコピーしました